発端は5日に起きた無惨な殺害事件でした。 実に国境警備部隊16人もの尊い命が武装勢力によって奪われることとなりました。 この事態にムバラク政権崩壊後のエジプトのTOPに立って出たムルシ氏が激高、 8日未明エジプト東部シナイ半島にてエジプト軍による武装勢力への掃討作戦が敢行されました。 具体的にはガザとの境界付近を航空兵力を用いて空爆、また対テロ特殊部隊との協業により武装勢力を殲滅。 穏健派イスラム団体のムスリス同胞団の息がかかる実にイスラム色が濃厚なムルシ氏だっただけにその行動に世界の注目が 集まりもしましたが、結果的には依然仲の悪い軍部の掃討作戦にムルシ氏が首を縦にふり強硬策に討って出たと言う形。 ただ惨殺事件を引き起こした武装勢力であるが、報じられるところによると イスラム過激派の遊牧民とパレスチナ自治区ガザから渡ってきた者とされていて、アルカイダ系の武装組織、並びにリビアからの武器援助を受けて いる可能性が示唆されています。これは実に危険ですね。当然のこと今回イスラムがイスラムを攻撃したことによって 国内外の強くイスラムを信望する派閥、イスラム強硬派からの非難の声は高まってくるでしょう、それによって更なる火種が生まれるやもしれない。 さらにシナイ半島は警察力低下に伴い治安の悪化が相当進んでおり、治安強化が必須の課題とされてきました。、 しかしその治安強化対策が厳しく実行され続けるのであれば、逆に当地周辺含めた抗争の激化も可能性として考えられ、シナイ半島、ガザ地区からの 反発、さらに国際社会を巻き込んでのややこしい事態に発展するのではないかと危惧してしまうのはやはり直近でシリアのあの惨劇を 知ってしまっているからでしょう。
Zulutradeは今後もエジプトの新大統領ムルシ氏の動向を注視していきたいと思います。













