世界市場

株式取引と外国為替取引の大きな違いの一つとして、参加できる時間が挙げられるでしょう。
株式取引は午前9時から11時、午後12時30分から午後3時まで。
わずかに実質4時間半しか取引に参加することができません。
なので、仮に午後3時以降に上場している会社で大きな事件があったとしても、即座に株を動かすことはできず、翌朝9時まで待たねばなりません。
さらに時間帯もかなりネックでしょう。午後9時から午後3時の間と言えば、最も人が活動的に動いている時間帯です。
パソコンに張り付いて株の動きを終始チェックするなんてことは専業トレーダー以外になかなか出来るものではありません。

その点、ZuluTradeが取り扱っている外国為替は24時間常に市場に参加することが出来ます。
オセアニアニュージランドのウェリントンから開始される取引市場はその後、オーストラリアのシドニー市場が加わり、そこにアジアの東京、香港、シンガポール市場が参入、次々とバトンをタッチしていきます。
そして欧州のロンドン市場が開かれる日本時間午後3時(冬時間は午後4時)頃には続々と世界中の投資家が集まり出し、北米のニューヨーク市場が開かれる日本時間午後9時(冬時間は午後10時)には多くの投資家によって最も敏感に相場が動く時間帯を作り出します。

こうした世界市場の動向を読み取り、自分の投資スタイルに合った市場にてFX取引を行っていくのが裁量取引の魅力です。
裁量取引ではファンダメンタルやテクニカル分析の巧さ以上にこうした細かな部分の知識の活用こそが相場の世界において大事なな要素であったりするのです。
ZuluTradeを中心としたシステムトレードであれば、24時間、時間を気にせず、売買も気にせず、経済状況も気にせず、どんどん自動売買でトレードできます。
自分の投資スタイルにあったシグナルプロバイダーを選べば、自動取引での個々の取引自体にもさらに安心・信頼度が増すと思います。

主要な経済指標について~その2

前回に引き続き、主要な経済指標について書きたいと思います。
今回はGDP(国内総生産)、FRB(連邦準備制度理事会)による金利動向、日銀短観の3つを解説します。

GDP(国内総生産)

翌月25日ごろ 日本時間:22:30分

国内総生産とは一定期間にその国で作られたモノやサービスの合計のことを指します。
好景気にはお金が回りだす分、モノやサービスもどんどん生み出され、結果GDPの値は上がって行きます
一方不景気にはお金の周りが悪くなり、モノやサービスを生み出しても売れないだけに、GDPの値は下がっていきます。
要するにGDPとは一国の経済情勢を一目で認識できる極めて重要な値だということです。

個人消費・設備投資・住宅投資・在庫投資・政府支出・純輸出で構成されるGDPは四半期ベースで発表され、数ある指標の中でも随一の影響を持った指標であると言えます。
ただ速報値の発表が他の指標に比べて遅いのが難点。

FRB(連邦準備制度理事会)による金利動向

年に8回 日本時間:28:15分

全米12の地区に点在する連銀が当地の経済情勢をまとめた報告書であるベージュブックを基に、総勢12名の人員(FRB総裁・副総裁・理事7名、連銀の総裁5名)で構成されたFOMC(政策決定会合)で議論をつくし、今後のマネーサプライ、金利の調整を行います。
市場の予測を超えた金利の変動があると、時に投資家が利用しているソフトがシステムダウンしてしまうほどの売買注文が入ることで有名。
それだけに世界中の投資家がFRBの動きに注意を払っているのです。

日銀短観

年に4回 8:50分

正式名称は日銀短期経済観測調査と呼ばれています。海外でも「TANKAN」との名称で割とよく知られた指標ですね。
注目すべきは業況判断DIと呼ばれる値でしょう。日本の企業経営者に対して現在と6カ月先の景気の動向を「よい」「さほどよくない」「悪い」の3択で選択させ、「よい」と答えた値から「悪い」と答えた値を引いて最終的な業況判断DIを算出します。
アメリカやユーロにおける各種指標ほど重要なものではありませんが、クロス円による取引を行っているのであればぜひチェックしておきたい経済指標でしょう。

経済指標について

ファンダメンタル分析において重要な位置を占めるものとしてアメリカの経済指標があります。
現在では徐々にその存在感を狭めている感はありますが、それでも長らく覇権国家として世界のマーケットに多大な影響を与え続けていたアメリカの実績はなお衰えることはなく、いずれの経済指標もアメリカの動向を中心として判断されています。
ここでは、その中でも特に重要な指標を選りすぐって紹介したいと思います。

ISM製造業景況指数

発表日:翌月の第1営業日 日本時間24:00

ピックアップされた製造業300社の職員に対し、前月に比べて、新規受注・生産・雇用・入荷遅延・在庫においてどのような変化が生じたかをアンケート調査で「増加、同じ、減少」という3つの肢より選択させます。
パーセンテージで50を上回ると景気上昇局面、50を下回ると景気後退局面として判断されます。
どの指標よりも先んじて発表されることより、当月における景気の先行指標として注目度の高い指数となっています。
なお、非製造業の職員に対し行われる調査はISM非製造業景況指数と呼ばれており、こちらも重要な指標といえるでしょう。

雇用統計

発表日:翌月第1金曜日 日本時間22:30分

市場において何かしらの取引を行っている投資家にしてみればこの米雇用統計は極めて重要な指標といえるでしょう。
GDPの大半を個人消費に費やすアメリカのお国柄その雇用情勢は消費・景気の動向にストレートに左右されるのです。
失業率や製造業部門雇用者数など多くのカテゴリーがある中で、特に大事なカテゴリーはなんといっても非農業部門雇用者数。
それは非農業部門に従事する職員への給与支払い帳簿を基にして集計されます。
おおよそ15万人規模で雇用の者増減があれば市場の動向に大きく影響を与えるものとされています。

小売売上高

発表日:翌月15日頃 日本時間22:30

個人の消費が多いアメリカにおいて雇用統計同様、市場の動向に大きく影響を与えるのがこの
小売売上高指標で、百貨店などの売り上げを基に発表されています。
速報性があり、現状の情勢を素早く判断するのに的確な指標といえます。
ただアメリカでは自動車の売り上げが大きく、発表された数値に自動車の売り上げがどの程度含まれていたかという点が重要となってきます。
指標の数値が良かった。しかしそれは自動車がたくさん売れただけであって実は、その他の消費は冷え込んでいたという結果も往々にしてあるのです。
その場合には自動車業界以外の市場規模は縮小していると判断されドルが売られる要因となります。
表面上の数値だけではなく、細かな部分にも注意して見ていかないと足をすくわれる結果になってしまう好例の指標です。

ファンダメンタル分析について

前回はテクニカル分析についてお話しましたが、今回はファンダメンタル分析についてお話しいたします。
ZuluTradeでFX自動売買を活用してる方は分析手法を意識してる方は少ないかもしれません。チャートを全く見てない方も多いと思います。私もそうです。
反面、自分自身で売買をする裁量取引においてはファンダメンタル分析はテクニカルと並んで基盤となる手法です。
ファンダメンタル分析とはニュースで流れる経済情報、国際情勢、要人の発言などそうした世界の動きの変化によって生じるであろうチャートの変動を予測しようとする分析です。
金利が上がれば通貨の価値が上がる。
日経平均株価が上がれば日本では円安になる(輸出主導の日本がゆえ株価との関連は通常とは逆の動き)。などなど基本的な経済知識の枠組みを基にし、判断していきます。

裁量取引ではファンダメンタル分析は必要不可欠

やや経済的な小難しい知識が必要なだけに、ファンダメンタル分析を敬遠し、
テクニカル分析のみでFX相場に対峙している投資家はたくさんいることだと思います。
しかし、テクニカルのみに頼った投資で果たして未来永劫相場の世界に生き残り続けることが可能でしょうか。
特にスイングやデイトレ、比較的長いスパンでの投資活動を行っている投資家においてはテクニカル分析のみで相場に挑むのは死活問題。
中長期的な投資戦略を綿密に立てるのであればテクニカル分析と併せて今と未来における経済情勢を匂わす経済の基礎的な情報が必要不可欠なのです。

例えば日経平均株価が断続的に下がり続けているが、ソフトがはじき出したテクニカル情報では円を売るべしとの様相なのでそのようにした。
例えばアメリカ情勢のファンダメンタルにおいて最も為替に影響を与えるとされる米雇用統計が継続的にひどい値を示しているのにも関わらず、テクニカル分析では米ドル購入すべしとの判断だったのでそのようにした。
テクニカルだけでは大きなトレンドに乗れず、いつか負けてしまうでしょう。

ファンダメンタル分析は政府筋・機関投資家の思考と同じ源泉

結局相場を動かしているのは個人投資家ではなく、巨額な資本を運用している政府筋、機関投資家の思考となります。その思考の源泉はいわずもがな、テクニカルではなく経済情勢の動きを勘案しての投資。
政府筋の投資の最も根本にあるものがファンダメンタル分析に基づいたものである以上、我々個人投資家もそのファンダメンタルを参考にし、売買の判断に加えることは考えてみれば自然の事と思えます。
とはいえ、ファンダメンタルとテクニカルの双方を駆使しても変化の速い為替相場を読み切るのは大変です。毎日経済新聞を読むなど分析のための時間や労力も相当必要でしょう。
そこでZuluTradeのような全自動システムトレードの出番となります。

テクニカル分析について

どのタイミングで通貨を買い、どのタイミングで通貨を売るかの判断は
主にテクニカル分析によって得られるデータとファンダメンタル分析によって得られるデータ
から決することになります。

テクニカル分析とは外国為替レートが表示されるチャート上に、移動平均線やRSI、一目均衡表などの分析手法を加えて将来の値動きを予測しようとする分析手法です。

テクニカル分析の特徴

テクニカル分析はそれこそ個人投資家のみならず、いわゆる投資のプロとされる機関投資家やヘッジファンドも利用しています。
その多くの投資家が利用している分析手法を見ることで市場の雰囲気や心理状態を掴み、動向を予測していくわけです。
だからあえてマイナーな分析手法を使う必要はありません。
誰も知らないような分析方法を利用したところで、大勢が利用していないのであればその示すデータは相場の状況を如実には示さず全く持って意味をなしません。
利用するならメジャーな分析手法を。
上に挙げた移動平均線RSIはもちろんのこと、MACDボリンジャーバンドなどはお勧め。
それらによって的確に相場の将来、投資家の予測を掴むことができるでしょう。

テクニカル分析の2つの指標系統

テクニカル分析の指標には2種類の系統が存在します
トレンド系とオシレータ系。
トレンド系とは現在の相場の基調、流れを探るもの。
上昇基調であるなら、その流れに乗って売買を行う。
下降基調であるなら、その流れに乗って売買を行う。
あくまで相場の方向性に従順になりそれに沿ってエントリーしたい投資家向けの分析手法といえます。
一方オシレーター系とは相場の方向性、トレンドが一転して変化するそのポイントを探る分析手法です。
常に上がり続ける通貨などないし、下がり続ける通貨もないわけで、
その相場の過熱感をデータとして提示します。
いわゆる逆張り系のディールを好む投資家が利用する分析手法と言えるでしょう。
もちろんZuluTradeでも分析チャートを提供し、両系統の指標とも利用できるようになっています。

次回はファンダメンタル分析について説明いたします。